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今できること

緊急事態宣言が出されてから2週間が経ちました。

 

5月6日での宣言解除は無理だろうと思いつつも、都知事の「自粛疲れという事が言われておりますがとんでもない、まだ始まったばかりです。」との言葉、そしてその後に出されたゴールデンウィーク明けまでを「お家にいましょう(stay home)週間」とされたその緩やかさにかえって何とも言えない焦りと不安を感じてしまう今日この頃です。


最近、よくニュースなどで「今できること」と言われています。

 

私達にできること...

自分の身を危険にさらして日々現場で闘って下さっている医療従事者の方達、そして私たちの毎日の生活を支えるべく働いて下さっている方々へ感謝しつつ、出来る限り外出をしないで家にいること、人との接触を減らすこと、手洗い・うがいなどをしっかりとし、健康管理に気を付けること。

 

そしてなにより、この先の見えない非常事態によって制限を受けるなかで、出来る限り日常生活を営むうえでのメンタルの均衡を保つことだと思います。

 

では、音楽に、そして音楽に携わる者に何ができるのか...

 

東日本大震災をはじめ、さまざまな災害が起きた時、そして今回のような見えない相手(新型ウィルス)との戦いという非常事態に直面すると、個人的にはまさに無力だと感じます。

 

こんな状況でも、ピアノのレッスンを受けたいと思って下さる生徒さんはいます。それでも、医療がひっ迫した状況で、「不要不急」の外出、人との接触を控えることが「今しなければならないこと」だと考えると、お教室はお休みにせざるをえません。

 

それでも、今できること...

 

一日も早く皆さんとレッスン室でピアノが弾ける日を迎えられるためにも、今は焦らず、この非常事態のなかでいかに日常を維持していくか...。

 

お教室の生徒さん、そしてご家族の皆さんがお変わりなく元気に毎日を過ごされている事を祈りつつ、このような状況でもオンラインでレッスンを受けて下さっている生徒さん達が、少しでも「ピアノが弾けて嬉しい、楽しい」と思って下さるように全力でレッスンを行っていくことだと思っています。

 

1日も早く私たちの頑張りが成果としてあらわれ、穏やかな日常を取り戻せるようになることを願いつつ、そしてなにより、日々見えない敵(ウィルス)と闘って下さっている医療現場の方達、生活を支えて下さっている方々への感謝の気持ちと祈りを込めて毎日を過ごしていきたいと思います。