─ピアノは好きだけど、練習がなかなかできません。
─塾やほかの習い事で忙しくて時間がありません。
などなど...
練習の悩みはつきませんね。
|練習しないと心配 ~私の場合~
私は、練習が嫌だと思ったことはありませんでした。
幼稚園の頃は、母の「疲れてしまうから、まずピアノ🎹」という計らいのもと、家に帰って来たらまずピアノの練習をするという習慣がついていたようです。大きくなってからは、とにかく練習をしないと心配で心配で...という小心者💦だったので、「練習しなければ!」という感じでした。
|毎日朝食でコーヒーを飲むように⁉
ピアノの練習をするということでは苦労しなかった私ですが、オーストリアで大学院に通っていた頃、ピアノと論文執筆を両立しなければならなかった時期は本当に大変でした。
毎日ドイツ語・英語の文献を読むという事がかなりのプレッシャーで、論文の方もコンスタントにやらなければいけないと思えば思うほど、それが重くのしかかり...
自分に合ったやり方を見つけてからは、計画を立てながら順調に書き進めることができましたが、その方法を見つけるまでは「やらなければならない」という気持ちばかりが先走ってしまい、上手くいきませんでした。
そんなに大変な思いをしたにもかかわらず、その後さらに博士課程で研究を続けることにしてしまい、もっともっとたくさんの文献と向き合う事に...
その時師事した教授が、「みんな毎日朝食の時にコーヒーを飲んだり、新聞を読んだりするでしょ?そんなふうに文献を読めばいいんだよ。読むのも訓練。習慣づければ、朝食に☕を飲むのと同じようになるよ。」とにこやかに😊おっしゃったのです。
「いやいや、さすがに☕を毎朝飲むようには外国語で文献を読めるようにはなりません💦」と苦笑いしていました。
|習慣にするって大切
でも、教授がおっしゃった”毎日の習慣にする”っていう事は、とても大切だと思います。
毎朝☕を飲むのと同じように、自然に文献に向かう時間を作る。少しずつでいいから文献に向かうように習慣づける。
そんなふうに、とてもいいアイディアでピアノの練習を毎日自然にできるようにしてしまった生徒さんがいます。
発表会で憧れの曲に挑戦することに決めた5年生の👧ちゃん。曲の難しさが格段にアップしたので大変です。
すごく苦労しながらも、弾きたい曲だからレッスンでも一生懸命に練習してくれました。でも、やっぱり難しい...
それがある時突然、その頑張りが演奏に出てくるようになったのです。
|ピアノの練習を習慣にするアイディア
「頑張ったじゃない!すごく練習したでしょう。」と聞くと、「毎日夕ご飯のとき私が一番早く食べ終わるから、みんながまだ食べてる間に🎹の練習をする。」と話してくれたのです。
なんだかとってもいいアイディア...
みんながまだご飯食べている間に🎹の練習をしちゃう。そんなふうに練習している👧ちゃんを家族のみんなが聴いているってなんだか素敵。
「みんな何て言ってる?頑張ってるねって言ってくれたでしょう?」と尋ねると、「お父さんが、上手になったねって言ってくれた。」と笑って😊話してくれました。
👧ちゃん、良かったね~👏
先生もとても嬉しい💖です。
あと発表会まで2週間ほどですが、もっともっと楽しく✨素敵に弾けるようにラストスパートしましょうね。