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本番前の練習で大切なのは

 

あと2日で🎄クリスマスミニコンサート🎹です。

このミニコンサートは前回の記事クリスマスミニコンサートに向けてでご紹介したように、保育園に通っている小さな生徒さんたちのためのミニコンサートです。

小学生のお姉さんも3人参加します。

 

みんな頑張り屋さんばかりで、それぞれにいい仕上がりです。

|本番前のレッスンは安心のために


 

本番間近のレッスンで大切にしているのは、これまでのレッスンで行ってきたような細かい部分練習はせず、大きく流れをつかむ練習をすることです。

 

まずは、コンサートのように通して弾いてもらいます。それぞれ2・3曲ずつ演奏しますから、これまでのように1曲ずつ弾いていた時とは違う緊張感を伴います。そんな緊張感の中次のような練習をします。

  • まだ不安な部分の確認練習
  • 間違えても止まらず通す練習

不安な部分の確認練習は、これまでの練習で難しいと感じた箇所がほとんどですが、時には緊張によってなんだか突然弾けなくなってしまう部分も出てきたりします。

 

こんな時には、私がここをやろうと指示するのではなく、「どこか練習した方がいいところはあるかな?どこをやっておきたい?」と生徒さんに聞きます。そうすると、小さな生徒さんでも「ここ!」と答えてくれます。

 

「そうだよね、じゃあ確認しておこうか。」と不安な部分を確認練習してから「大丈夫だね!上手‼」と言うと、嬉しそうにうなずいてくれます。「大丈夫!」という安心が自信につながります。

|「間違えても大丈夫!」


そんな確認練習を終えてから、「さあもう一度コンサートの時みたいに🎵演奏してみよう。」とみんなの前で弾くための練習をします。

 

その時には、「みんなの前で弾く時に、もし間違えちゃっても気にしないで続けようね。ぜんぜーん大丈夫!🙆。」「でも、いつものレッスンではしっかり考えないで弾いて、間違えて何度も何度も弾き直すことはぜーったいダメ🙅だよね?そうやって、頑張って練習して上手に弾けるようになったんだから、間違えちゃっても気にしないんだよ。その後を素敵に✨弾いてね。」とお話します。

 

初めの頃は、お家で一生懸命練習したから、間違えちゃうと「あ~、ダメだな...」という反応をしていた子ども達も次第に私が伝えたいことを分かってくれるようになり、「次こそは!」と張り切ってもう一度チャレンジしてくれます。

 

そんな練習を何度も続けていると、あらら...

大人も顔負けの乗り切り方が出来るようになってくるんです。 すかさず、「すごいね~、ピアノを演奏する人(ピアニスト)みたいだね~」と拍手👏すると、ちょっとはにかんだような笑みを浮かべて私を見てくれます。

|聴いてくれるみんなのために


「さあ、じゅうぶんに練習したんだから、あとは楽しく✨演奏するだけだよ。楽しみ💖にしてるからね。」と最後のレッスンを終えた小さな生徒さんたちに声を掛けます。みんなニコニコ😊でお家へ帰っていきます。

 

🎄クリスマスミニコンサートまであと2日です。

「小さな小さなピアニストさん達が素敵に演奏できますように...🍀」